旧優生保護法は憲法違反だったとする最高裁判所の判決を受け、新たな補償の内容について検討を進めている超党派の議員連盟の作業チームは7日の会合で、裁判の原告らから聴き取りを行いました。
この中で原告らは「子どもを持つという夢が壊れてしまった。このようなことを繰り返すことのない社会にしてほしい」と訴えました。
そして、補償の対象に不妊手術を強制された被害者やその配偶者だけでなく、中絶手術を受けさせられた人も含めるよう求めました。
また、同席した被害者の弁護団は、中絶手術を受けた人に200万円を、さらにその後、妊娠することがなかった人に500万円を上乗せして支給するよう要望しました。
議員連盟は、今回の聴き取りも踏まえて対象範囲や金額の調整を進め、次の国会で必要な法案を提出することにしています。
会合のあと、裁判の原告で愛知県に住む尾上敬子さんは記者団に対し、手話通訳者を介して「不妊手術を受けた苦しみを話した。議員たちからはおわびの言葉があり『本当につらかったのがわかった』と理解してくれた。いろいろな政党が力を合わせて新たな法律をつくり、救済してほしい」と述べました。
旧優生保護法裁判原告ら“中絶手術受けさせられた人も補償を”
時間: 07/08/2024 ソース: 匿名 数字をクリック: 1796
推奨
- AI関連コンセプトトークンのLODSが誕生、上場後7倍以上に急騰
- 「工藤会」トップに無期懲役 1審の死刑判決取り消し 福岡高裁
- 障害ある子どもの支援でICT活用 検証事業開始へ こども家庭庁
- 京急線の回送列車に親子はねられる 3歳女児死亡 母親重傷 横浜
- 神奈川 大磯町 いじめ調査中の児童 出席簿に数十か所の誤り
- ウクライナからの避難者 日本で長期的滞在希望 7割超 日本財団
- クレーン車の転倒防ぐ装置 設置場所が適切でなかったか 名古屋
- “コロナ融資”無登録仲介 逮捕の独立行政法人元理事が主導か
- 薩摩の武将 島津義弘ゆかりの「くも合戦」鹿児島 姶良
- 二松学舎大 前学長が36年前に発表の論文 盗用があったと発表